本記事では、近年注目を集めているデジタルトランスフォーメーション(変革)についてご紹介します。デジタルトランスフォーメーションという言葉の意味を誤解なく説明した上で、その実現方法に関してFordやシンガポール政府系投資会社への導入実例を交えつつご紹介します。

デジタルトランスフォーメーション(変革)とは?

デジタルトランスフォーメーションという言葉を近年注目を集めていますが、その言葉の意味を明確に理解しているでしょうか?IT専門の調査会社であるIDC Japanはデジタルトランスフォーメーションを次のように定義しています。

「デジタルトランスフォーメーションでは、企業が外部エコシステム(顧客、市場)の破壊的な変化に対応しつつ、内部エコシステム(組織、文化、従業員)の変革を牽引しながら第3のプラットフォーム(クラウド、モビリティ、ビッグデータ/アナリティクス、ソーシャル技術)を利用します。そして、新しい製品やサービス、新しいビジネスモデルを通して、ネットとリアルの両面での顧客エクスペリエンスの変革を図ることで新たな価値を創出し、競争上の優位性を確立します。」

少し長い定義にはなりますが、ここで注目して頂きたいのは「内部エコシステムの変革を牽引しながら」という部分です。つまり、ただ製品やサービスをテクノロジーを利用してデジタル化するのではなく、組織風土や従業員の考え方まで変革させることがデジタルトランスフォーメーションの意味するところなのです。

デジタルトランスフォーメーションという言葉を正しく理解することが、企業を本当の意味でデジタル変革させる上で非常に重要になることは言うまでもないでしょう。

デジタルトランスフォーメーション(変革)の実現手段とは?

では、このデジタルトランスフォーメーションをどのように実現するのでしょうか?結論から言うと、「デジタルに強みを持つ会社にアウトソーシング」することが最も確実な方法と言えるでしょう。なぜなら、組織風土や従業員の考え方までもデジタルへと変革させるとなると付け焼き刃の知識だけでは到底太刀打ち出来ないからです。

以下では、NashTechが御社のデジタルトランスフォーメーションの実績を交えて実際のデジタルフォーメーションの実現方法をご紹介します。

デジタルトランスフォーメーション最新事例の紹介|Ford、Surbana Jurong

米国自動車最大手「Ford」

Fordの案件では、駐車場のデジタル化を行いました。具体的には、運転手が目的地に到着する前に駐車場の空き状況を予測するために、IoT、GPS、ビッグデータ、およびAIを組み合わせた駐車場の開発です。このシステムでは、自動的にユーザーを空き状況の予測された駐車場に案内し、指定された場所に駐車するための費用とタイムスロットの期限が切れる時期をユーザーに知らせることが出来るのです。

シンガポール政府系統司会者「Surbana Jurong」

Surbana Jurongの案件では、ユーザーが仮想世界を見るだけでなく、触れて対話することを可能にするアプリケーションを開発しました。Microsoft Hololensを使用すると、このアプリでは、仮想現実内でユーザーが自分のアパートを表示し、レイアウトを選択し、実際に家具を設置する前に家具を配置することができるのです。

NashTechは御社のデジタルトランスフォーメーションを支援します

イギリスの上場会社であるHarvey Nash Group plcの一員であるNashTechは、主にグローバル テクノロジー、コンサルティング 、アウトソーシング事業を行っています。ソフトウェアサービス, アドバイザリー、コンサルティング、ビジネスプロセスのアウトソーシングが当社の専門分野で、それぞれのビジネスニーズをサポートする最適な テクノロジーソリューションを、グローバル企業に提供しています。

現在では、9カ国にて事業を展開しており、世界中の国々のリソースを活用できることが我々の強みでもあります。近年では、CFNのNick Lonsidaleがベトナム最大のITアウトソーシング会議であるVNITO Conference 2017にて、NashTechの実績を世界中の企業の代表と共有しました。

ベトナムは、コンピュータサイエンスの分野で才能を持つアジアの新しい技術の中心地になりつつあり、政府の支援がICT分野への投資への道を開いています。 VNITOは、ITサービスの最先端の目的地としてのベトナムのイメージを宣伝し、バイヤーとベトナムのITアウトソーシングベンダーのためのビジネスマッチングプラットフォームを構築します。

この会議には政府、業界団体、業界の主要な関係者が参加し、業界レポート、ケーススタディ、トレンドと機会、人的資源、インフラストラクチャなどのトピックを取り上げています。

2000年に、成熟の早い発展途上国であるベトナムへと事業を展開して以来、NashTechはトップを維持するために継続的に変革を続けてきました。NashTechは20年近くベトナムに滞在しており、ベトナムで最大の外資系企業であり、2番目に大きいIT企業へと成長したのです。

過去20年間の劇的な技術革新とともに、NashTechは継続的に顧客に技術ソリューションを提供し、成長を支え、市場で競争力を維持するために必要な技術サービスを確実に提供してきたからです。私たちのビジョンは、新しい可能性を開発することに焦点を当てながら、テクノロジーとビジネスの革新者として組織を育成することです。

このビジョンの下、Google、Ford、NSKなど、世界で最も革新的な企業で国際的なプロジェクトに取り組むことで、当社は多くの経験を積んできました。

まとめ

テクノロジーの発展に伴い、全ての企業でデジタルトランスフォーメーションは必須事項となりつつあります。また、デジタルトランスフォーメーションにおいてはアウトソーシングが一番の近道です。下記の記事では、なぜ日本ではデジタルトランスフォーメーション(デジタル化)が遅れているのかをご紹介しています。合わせてご覧になってみてください。

合わせて読みたい:デジタル化のメリットとは?欧米では進むデジタル化が日本で遅れている理由

Harvey Nash Group plcおよびベトナムで2番目にランク付けされたテクノロジ企業の一員として、NashTechはグローバルプロジェクトに革新的なITソリューションを提供しています。

NashTechが御社のビジネスを更に成長させる一助となれば幸いです。本記事を読んで、当社にご興味をお持ち頂けたらこちらまでお問い合わせ下さい。当社のIT専門家が迅速に対応致します。