本記事では、グローバルIT産業界で豊富な実績をもち常に最新ITトレンドの開発を行う、英国に本社を置くソフトウェア開発企業NashTechが、2019年以降に台頭することが期待されるIT技術の最新トレンドTOP8を紹介します。

今後の世界のビジネスの見通しとして、IT技術はスタンダートになっていて、最新のIT技術を自社のビジネスに取り入れていくことが市場を勝ち取っていくためには必要不可欠となっているのです。英国から見た世界のITトレンドを御社のビジネスの参考にしていただけたら幸いです。

最新ITトレンドTOP8

過去数年間、クラウドサービスはテクノロジーの未来と考えられていました。しかし、クラウドは爆発的に成長しているとはいえ、もはや一般的な技術になりつつあります。クラウドを活用してデータ斧共有を社内で行っていない企業は殆どいないのではないでしょうか?

テクノロジーの進化と普及の速度はあまりにも早く、トレンドに追いついていかなければビジネスとして生き残ることが難しくなっているのです。それでは2018年以降のITトレンドはどんな物があるのでしょうか?最新トレンドTOP8をご紹介します。

人工知能( AI)

最初に紹介するのは人工知能(AI)です。AIは人間の意思決定能力を模倣するソフトウェアであり、継続学習とそれに続くアルゴリズムの改良に基づき常に進化し続ける人工知能なのです。AIは人間の労働力に取って代わる最新テクノロジーとして世界中のトレンドとなっています。

人間が行っていた仕事の多くは人工知能を備えたロボットが行えるようになり、人間が行う必要がなくなるのです。そのため、AIは人間の活動に近づくように改善させるため、リアルタイムで膨大な量のデータや研究資料にアクセスしています。膨大な量のデータとそれに基づく活動から学習を重ね、人間に近づいていくのが人工知能なのです。

AIはまだ完全ではありませんが、病気の診断に関する質問に答えたり、商品の問い合わせに答えたり、手書き文字や声や顔を認識したりすることが既に出来るようになっています。また、自動運転装置はAIマシーンの完全形として近い将来、私たちに希望を与えてくれるでしょう。

合わせて読みたい:【2019年予測】人工知能(AI)今後の展望|機械学習とディープラーニングの発展から紐解く

膨大な量のデータ処理と分析が可能「ビッグデータ&分析」

ビッグデータは大きなデータの集合で、一般的には複数のソースからデータを集めます。この方法は、過去の技術では行うことができませんでした。 ビッグデータは他の技術と組み合わせることで、ビジネスと科学に大きな変化を与えます。

道路混雑の予測、人々の外出時刻の統計、個人の好みに合わせたメディアのコンテンツ、おすすめ商品の提案、金融トレンドの予測などは全てビッグデータを活用した統計データによりアップデートされていきます。膨大な量のデータの処理を可能にした近代のテクノロジーはこれまで以上に繊密なデータ処理と分析を可能にしているのです。

合わせて読みたい:人工知能(AI)導入を成功させる3ステップ|ビッグデータ、機械学習、ディープラーニング

産業プロセスのオートメーション化

産業プロセスのオートメーション化とは、簡単に言うと、人間より信頼性高く効率よい情報処理や反復作業をコンピューターに行わせることです。産業プロセスのオートメーション化は生産性を上げるだけでなく、人件費を削減しながら生産のクオリティと柔軟性を高めることができます。

産業プロセスのオートメーション化がビッグデータや人工知能と合わさると、コンピューターは複雑な決定や過程を自動化したり、過去データに関連する提案や予測を与えてくれます。これにより、機械は学習し、自動で人々の行動に影響を与える深い洞察を生み出すことができるのです。 フォード・モーター社が開発したIoT、GPS、ビッグデータ、人工知能を組み合わせた駐車場の技術が非常に良い例となっています。

この技術で、ある決まった範囲で駐車ができるか予測できるようになりました。車を運転する人はリアルタイムで空いているスペースに誘導され、適切な場所で支払いができて、駐車時間が終わりそうな頃に連絡を受け取ることができます。

モノのインターネット(IoT)

IoTは独立して動作するデバイスに利用されるだけではなく、外部のデバイスと繋がりデータの交換をすることが可能で、外部からのアクションに反応し行動を起こすことが可能です。マイクロ処理装置とセンサーが搭載されることでデバイスはよりスマートになっていきます。

例として、あるシンガポールの病院では周辺のノイズデータを集積・分析し、患者が助けを必要とする際に緊急の警告を出します。 IoTはビッグデータ、人工知能、産業プロセスのオートメーション化と同じく「インダストリー4.0(第4産業革命)」の一部を形成し、シスコ社によると2050年までに世界で5000億のIoT機器が存在するようになる、とのことです。

活用現場は仮想通貨だけではなくなる「ブロックチェーン」

ブロックチェーンはビットコインの中心的な構成要素として開発されたP2P(ピアツーピア)の技術です。複雑なエンコーディングシステムにより構築されるブロックチェーンのセキュリティ性は非常に高く、全ての取引はタイムスタンプが付され、改ざんされないように設計されています。

具体的に説明すると、ブロックチェーンの情報はチェーン内のすべてのブロックの同意がある場合のみ、変更することが可能なのです。そのため、もしブロックの一部が壊れたとしても、他のブロックが情報を保持しているため、データが完璧に消失することがないのです。そのため、出所と追跡可能性が重要である電子帳簿など、機密扱いのデータの管理に活用されることが最適です。

高い有効性とセキュリティでブロックチェーンは国際金融取引に利用され、企業の効率が上がりました。現在では金融業界にとどまらず、法的な手続き、物流管理、サプライチェーン管理などの分野でもこの技術は使われています。

合わせて読みたい:[2019年]ブロックチェーン導入が進む産業3選|ヘルスケア、自動車、エネルギー

バーチャルリアリティ(VR)&拡張現実(AR)

バーチャルリアリティ(VR)と拡張現実(AR)の登場により、人々は今までと異なる世界を体験することが可能となりました。この2、3年の間、Googleやマイクロソフト、Facebookなどの企業はVRとARにおける活動領域を押し広げ、エンターテインメントから科学研究まで多くの業界で普及している製品を新しく開発しています。

拡張現実(AR)はバーチャルリアリティ(VR)から生まれました。この技術で、ユーザーは仮想空間で見るだけでなく、現実世界で拡張された現実に触れたり相互のコミュニケーションが可能となりました。拡張現実の良い例は、Microsoft Hololensの技術を利用したアジアのあるデベロッパーで、顧客が建設前であってもレイアウトを決めて家具を配置したアパートメントの内装を見ることが可能となったことがあります。

合わせて読みたい:VR(仮想現実)とAR(拡張現実)|その違いとビジネスへの応用方法とは?

ヘッドレスインターフェイス

AR / VR, IoT、センサーデバイスなどを使うヘッドレスインターフェイスは普及しつつあります。マウス、キーボード、タッチスクリーンを使わずに声や手の動きだけでスクリーンと自然なやり取りをすることができます。

       

モダンソフトウェア・アーキテクチャ

モダンソフトウェア・アーキテクチャは、マイクロサービス、サーバレス、リアクティブ・アーキテクチャなど、いくつかの異なるモデルを総称したものです。これらの共通点は、モノリシック・アプリケーションを、クラウド環境で利用しやすく、API を介して通信できて、拡張が容易で再利用可能なサービスに小さく分割することです。それぞれのサービスは一つのタスクに特化し、独立しているため、結合してすばやく新しいアプリケーションを作ることができます。

私たちについて

ベトナムで最大手のIT外資企業であるNashTechでは、以上のすべての技術を優秀なエンジニアが研究・開発しています。NashTechは現在、フォード、GoogleHearst Corporationキングス・カレッジ・ロンドンネスレなどのグローバル企業に対し、コンサルティング業務や国際プロジェクト業務を行っています。

NashTechは、上記のようなプロジェクトを通して、社員のスキルを向上させ最新の技術トレンドに触れる機会を広く与えています。また、NashTechはIT領域のプロフェッショナル集団であり、国際的でクリエイティブな労働環境であり、キャリアを伸ばす素晴らしい場所という評価を頂いています。

Harvey Nash グループの一員として、またベトナムで二番手のIT企業として、NashTechはグローバルに革新的なITソリューションを提供し続けています。

本記事を読んで、弊社にご興味をいただけましたら、こちらまでお問い合わせ下さい。弊社のIT専門家が、御社のIT導入を最大限サポートしビジネスを成功へと導きます。