世界的に先の見えない政治・経済の中で、全く新しいタイプのデジタル改革者が生まれる(HARVEY NASH/KPMG CIO 調査)

ロンドン – 2017年5月23日 – 前例がない世界的な政治・経済の見通しの悪さによって、テクノロジー戦略を採用した企業のは3分の2(64%)であるもかかわらず、89%がIT人材を含む改革への投資を継続したり拡大したりしています。半数以上(52%)は企業改革をサポートするために、より軽く使いやすいプラットフォームに投資しています。

これは、2017年のHarvey Nash / KPMG CIO調査(世界最大のITエグゼクティブ調査)によるものです。先の見えない経済は多くの企業にとってビジネス計画を難航させていますが、全く新しいレベルで世界中の企業にデジタル戦略が浸透していることは明らかです。企業全体のデジタル戦略を持つ企業の割合はわずか2年で52%増加し、チーフデジタルオフィサー(CDO)を抱える企業は昨年より39%増加しました。これらの複雑なデジタル戦略を実現するために、エンタープライズアーキテクト(EA)に非常に大きな需要があると企業は報告しています。これは今年最も成長している技術で、2016年に比べて26%増加しました。

サイバーセキュリティの脆弱性は急激に高まり、ITエグゼクティブの3分の1(32%)が過去24カ月間に大きなサイバー攻撃を受けていると報告し、2013年からは45%増加しています。これらのサイバー攻撃に対応する準備が整っていると答えたのは5分の1(21%)のみで、2014年の29%から割合は下がっています。最近のWannaCryランサムウェア攻撃のようなメディアを賑わす攻撃は目につきますが、最も急激に増えた脅威は、昨年の40%から47%に増加したインサイダー攻撃によるものです。

テクノロジー分野の成功は常に困難でした。今年の調査によると、さらに難しくなっています」 と、Harvey Nash グループCEOのアルバート・エリス氏は言います。「テクノロジーの驚異的な進歩と、ダイナミックに早く、時には驚くべき方法で変化する政治経済状況が重なっています。しかしながら、多くのテクノロジーエグゼクティブが不透明な未来をチャンスと捉え、企業をより敏捷でデジタル的にしていくことは明らかです。CIOはCEOのように影響力が高まりつつあり、企業の取締役会はCIOにデジタル世界がもたらす複雑さ、脅威、チャンスの中を先導する役割を与えています」

デジタルに関して話題に上げたり戦略を立てたりする世界から、実現している世界へと企業は移行し、現在ではデジタルは広くアクティブに導入されています」と、マネージメントコンサルティング、KPMGのグローバル技術長であるリサ・ヘネガン氏は言います。「デジタルリーダーとして見るビジネスは実用的なアプローチを取り、より幅広い変革のためのプラットフォームを構築するために、バックオフィス機能を含むビジネス全体にテクノロジーと自動化を採用しています」

創業から19年、Harvey Nash / KPMG CIO 調査は、世界最大のITエグゼクティブ調査です。この調査でさらに分かったことは:

デジタルリーダーシップが変化している

  • CIOのほぼ5分の1(18%)は、彼らの会社が「非常に効果的な」デジタル戦略を持っていると報告しています。
  • これらのデジタル対応企業のCIOは、非CIOに比べて、イノベーションを先導する割合がほぼ2倍であり(41%対23%)、コグニティブオートメーションに4倍もの投資をしています(25%対7%)。
  • 全体的に見るとこの調査では、大企業のCIOの約3分の2(61%)がすでにデジタル人材に投資しているか、または計画していることがわかりました。

CIOは仕事が好きで、経営に関与している可能性が高い

  • 非常に充実した」役割を果たしているCIOは2015年には33%でしたが、今年は39%に上がり、過去3年で最高値となりました。
  • この10年間では初めて、7割以上のCIO(71%)が、CIOの役割がより戦略的になっていると考えています。
  • CIOの92%は過去12ヶ月間に取締役会に参加しました。
  • しかしながら、CIOのライフスパンはほんの5年またはそれ以下(59%)です。それでも多くのCIOは長く続けたいと考えています。

ビッグデータ/アナリティクスは依然として最も需要の高いスキル

  • 今年、急激に増加したテクノロジースキルの需要はエンタープライズアーキテクチャーでしたが、ビッグデータ/アナリティクスは、昨年から8%増の42%で最も需要あるスキルを維持しました。

複雑なITプロジェクト – 巨大障害の増加リスク

  • CIOの3分の2(61%)は、ITプロジェクトが5年前よりも複雑になってきていると回答しています。また、ITプロジェクトの失敗の主な原因は、当事者意識が弱い(46%)、過度に楽観的(40%)、目的が明確でない(40%)です。
  • CIOの4分の1(27%)はプロジェクトにおける優秀な人材の不足がプロジェクト失敗の原因と言いますが、2017年に必要とされるCIOの技術スキルのリストの上位からプロジェクトマネジメントは漏れ、1年間で19%の驚異的な減少を示しています。

調査について
2017 Harvey Nash / KPMG CIO調査は、回答者数では世界最大のITエグゼクティブ調査です。4,498人のCIOと技術リーダーの調査は、2016年12月19日から2017年4月3日の間に86カ国で行われました。

Harvey Nashについて
Harvey Nashは、競争が激化するグローバルでテクノロジーを駆使した世界で成功するために必要な、高スキル人材を採用・調達・管理する、世界の有名企業の半数以上をサポートしてきました。欧州、アジア、米国の40ヶ所以上のオフィスに7,000人以上の専門家がおり、グローバル企業の経営資源を持っています。Harvey Nashの革新的でフットワークの軽い文化は、日々変化する顧客ニーズに対応する社員に力を与えます。Harvey Nashは大手企業、中小企業両方のクライアントと協力し、ヘッドハンティング、プロフェッショナル採用、ITアウトソーシングなど、サービスのポートフォリオを提供しています。

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KPMGインターナショナルについて
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調査の詳細を知りたい場合、または全ての結果をご覧になる場合は、 www.hnkpmgciosurvey.com へどうぞ。