PCからモバイルへ|変化するデジタルプラットフォーム

本記事では、デジタル時代に既存のビジネスを破壊し、新しいビジネスモデルを構築している「核」となるデジタルプラットフォームの変化に関してご紹介します。また、その変化に対してビジネスを成功させるためにどのようなアクションを取るべきなのかという事も併せてご紹介します。

Appleが牽引したデジタルプラットフォームの変化とは?

産業革命までさかのぼっても、技術の進歩によって私たちの生活やビジネスモデルは革新的な変化を遂げてきました。今日、デジタル技術の発展によりその変化率は指数関数的に増加しています。その勢いは、既存のビジネスを完全に淘汰し、全く新しいビジネスを構築するほどに激しい変化となっています。

それでは、なぜデジタル技術による変化というのは、ここまでの激しい変化をもたらしたのでしょうか?その答えは、近年の変化は事実上Appleによって「PCからモバイルへのデジタルプラットフォームの変化」が推進されているからです。

Appleによるデジタル革新の最初の明確な例は、「iPod」でした。一般的に、iPodはWalkmanやDiscmanなどのデバイスからの単なる進歩と見なされています。しかし、本当の意味でのデジタル的な革新は、デバイスによるものではなく、人々がどのように音楽にアクセスして購入するようになったかということです。iPodのローンチ以降、音楽ストリーミングは爆発的に市場を拡張していきました。人々はもはやお店に行き、彼らが聴きたい個々の歌をダウンロードした「レコード」を持っては来なくなったのです。

すべてのビジネスに影響を与えている最新の革命は、最終的にはモバイルコンピューティングの使いやすさというところに帰着します。モバイルは、以前は手が届かなかったユーザー層にまでコンピューティングの普及を拡大しています。これらの装置は取扱説明書なしで容易に使用することが出来、そして失敗に対する「恐れ」はもはやありません。そのため、今日ではモバイルの使用の広がりは老若男女問わず様々な世代にまで広がっているのです。

モバイルプラットフォーム上でのビジネスとは?

多くの企業にとって、PCからモバイルへのデジタルプラットフォームの変化は潜在的に可能性があるマーケットにまでターゲットを拡大しています。多くのマーケターは新しいユーザーにリーチするために「無料アプリ」による囲い込みを行うようになりました。しかし、この無料アプリ内の広告に対してユーザーの不満が募りつつあり、広告なしでアプリを使用するための有料オプションが誕生しています。

ここで、モバイルによるマーケティングを新たなレベルに引き上げている、Avivaのドライビングアプリの例をご紹介します。Avivaのアプリでは、ユーザーの運転を評価することによって、ユーザーに対して価値を付加する機能が備え付けられており、家族内および社会的グループ内で競争を生み出すことでより多くの人々をアプリの利用へと駆り立てています。Avivaはアプリの機能を活かしたアイデアによって、ブランド認知度を大幅に高めることに成功し、運転者の技術を評価する機能を通じてプル型のチャネルを獲得することを実現したのです。

Avivaの例から垣間見えるように、モバイルの登場によってアプリはすべてのビジネスに大きな影響を与えています。 CIOは、モバイルコンピューティングを介して情報を利用できるようにすることに日々挑戦しているのです。

モバイルアプリの抱える課題とは?

まだまだモバイルのアプリケーションには、テクノロジーおよびセキュリティの観点からは多くの課題があります。しかし、最大の課題はアプリケーションのデザインに関しては考え方を変える必要があることです。

ソフトウェアは常に同じ方法でデザインされてきましたが、その前提には従来のPCデバイスをプラットフォームとするということがありました。常に、ソフトウェア設計の出発点はデータベースであり、データを論理的にどのように組み合わせるか、そしてその設計の上でビジネスが成り立つのかということに焦点が当てられていたのです。

データに基づくソフトウェア設計の上に行われるビジネスにおいて、ユーザーがアプリを効果的に使用するためには、同時にビジネスプロセスに関する深い知識を持つことが必要とされてしまうのです。また、モバイルアプリを、既存のデスクトップ(Web)アプリケーションを利用して、それらをモバイルデバイス上で動作させることを可能にするデザインを構築することにも危険が潜んでいます。なぜなら、モバイルデバイスの持つ重要な特徴( 使用するのが簡単で、ナビゲートするのが簡単で、そして指示の必要性がないという特徴)を見逃してしまう可能性が高いからです 。

デジタルプラットフォームの変化に対して求められている対応とは?

上記のような問題を解決するためには、デザインのプロセスを考え直す必要があります。つまり、アプリケーションは「モバイル優先」の概念で設計されなければなりません。

「モバイル優先」の概念とは、モバイルプラットフォームへの変化によって生み出された破壊的なイノベーション、つまり直感的なインターフェースを介した操作、どこからでもアクセス出来るということを、あらゆるアプリ設計の最初に考慮する必要があるということです。そのため、ユーザー行動に関する分析とアーキテクチャーを構築してアプリの設計をサポートする必要があります。そして、従来の設計方法を全くの逆にして、アプリの利用をPCの機能へと拡張していくのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?近年様々な形でイノベーションによる既存ビジネスの破壊が起こっています。その根元的な要因はデジタルプラットフォームの変化であるといえます。プラットフォームの変化に合わせて既存のシステムやプロセスを再設計する必要があることが本記事を通して理解して頂けたら幸いです。

さらに、私たちNashTechは過去にモバイルアプリのトレンドをまとめた記事もご紹介しています。

合わせて読みたい:【2017年】スマートフォンアプリ開発最新トレンド|VR/AR、ウェアラブル、位置情報サービス

また、本記事を読んで弊社にご興味をお持ちいただけたらこちらまでお問い合わせください。グローバルで得た知見を活かして御社の成長を最大限サポート致します。