「5ステップ」で成功させるITマネジメント変革

「何でも知っている」よりも「何でも学んでやる」

マイクロソフトCEO、サティア・ナデラ氏によるこのアドバイスは、元々彼の子供たちに向けられたものですが、ビジネス業界でも彼の哲学から学ぶものは多くあるでしょう。

そしてこの一言以上に、私のマネジメント改善業務の経験を説明できる言葉はありません。通例、革新といえば、今ある決まりを別の決まりに置き換えるか、新しいシステムを組み足すかしたところで業務を終わらせたものと見なしてしまうのが常です。

しかし実際のところ、革新とは段階を踏んで起きるものです。それは非常に人間的、文化的な作業です。革新を起こす際には、関わる人間の行動、態度をも変化させることが必要であり、新しいITプログラムを導入することなど、これに比べれば簡単なものでしょう。

イノベーション・バリュー・インスティテュート(IVI、最善のIT実践法を全業界に発信している独立機関)によると、ITは他と切り離された存在として扱われ、そのための苦労が続いてきたといいます。通例IT部門は業務内容よりもコストに比重が置かれます。業務の文化的側面においてITは疎外されやすいのです。

この十年はものすごい速さでテクノロジーが進化しましたが、これは驚くに値することではありません。ITの専門家は常に学び、適応してきました。約束された答えなどなく、次から次へと開発される最新、改良システムに対して、今まで通用したソリューションなどもう役に立たないのです。

私自身いまだマネジメント革命、ITについて最善のアプローチ法を学んでいる途中ですが、いくつか効果を確認できた方法があります。サティアの言うように、それらの方法は「仮説の検証」いう形で立証されています。以下、私の「何でも学んでやれ」という経験を紹介します。

  1. 革新に必要な期限を把握する

変化は段階的に現れます。変化を実現させる期間の設定は不可欠であり、またこれにより客観的、現実的な目標設定が可能となります。経営陣にとってこの作業は長期戦略という位置付けとなります。ここでは慎重な計画を立てる必要があるでしょう。

  1. 革新が現在の業務慣習にもたらす影響を考慮する

自分の提案した改善内容は現場の人間にどんな影響を及ぼしますか。ワークフローに対しての効果はどのようなものですか。もたらされる変化により誰がどのような動きを再構築しなければならないでしょうか。誰と誰がより緊密に動く必要があるでしょうか。

「なぜ?」から始めることの大事さを教えてくれるのはサイモン・シネック(2009年ベストセラー『WHYから始めよ!−インスパイア型リーダーはここが違う』の著者)だけではありません。文化慣習とは組織における心臓部です。それを粗末にするのは自分の評判を悪くするだけでは済まされません。変化が社員の文化慣習に及ぼす影響を理解することは、変化そのものと同等に重要です。

  1. 計画、計画に次ぐ計画

まずは技術面での改善を計画、それから人員、組織、物流面での変革を計画します。変化を起こすときには、組織実働部の本質を常に認識していることが大事です。計画は、あたかもそれが呼吸をしている生き物であるかのように扱うべきです。チーム全体が計画の文書化、更新、参照作業に責任を持ち、実効的なプロセスに仕上げなくてはなりません。

  1. 研修計画を理解する

新しい変化を企業に定着させるには、おそらく絶対と言ってよい程研修が必要となります。スタッフのスキルアップ、またチームが新しく導入されたテクノロジーに順応するためには、どのような手段を取ればよいでしょうか。きっとその人その人に応じて違った手段を取ることになるでしょう。研修担当者への研修も必要となるかもしれません。研修は内部研修かそれとも外部研修ですか。オンライン研修で十分ですか、それともオンライン研修でなくてはならないですか。あるいはもっとインタラクティブに行われるワークショップを開催した方がより効果的でしょうか。

  1. 変化の最中に望まれるサポートを事前に準備する

変化はスイッチ一つで起きるものではありません。計画が実施される時、現場の社員は様々なサポートを必要とするでしょう。変革を根ざす段階にて社員が要する実際的サポートを、先んじて用意しておくことが肝心です。これには普段から現場で顔、名前、評判を知られている者が主要人物の役割を担うこととなります。変化は(ビジネスの)神様に委ねるしかないと考える者もいるでしょうが、この際に皆から求められるものは、現実的手段を知る者からの指導なのです。

Nashtechは、企業と誠実なパートナーシップを結び、組織変革プログラムを実現させます。アドバイザリーチームはIVIとの提携により、プログラムを迅速かつ効率的に展開するための識見、知見を備えています。

NashTechの提供する「IT導入効果ファクトシート」は、企業変革プログラムを始めるのに最適なツールです。このツールにより、企業はIT部門の強み、課題をより深く理解し、IT部門をより有益、重要な部門へと育てるための過程、課題を明確化出来るようになります。

 

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