VR(仮想現実)とAR(拡張現実)|その違いとビジネスへの応用方法とは?

「VR」や「AR」という言葉は誰もが一度は耳にしたことがあると思います。しかし、VRとARの違いを明確に説明することは出来るでしょうか?また、あなたは自分のビジネスにおいて、VRやARをどのように応用することができるのでしょうか?

本記事では、常識となりつつある、VRとARの違いを分かりやすく説明します。さらに、VRやARをどのようにビジネスで活用されているのかということを実際の事例と併せてご紹介します。

VR(仮想現実)とAR(拡張現実)の違いとは?

VRとARは5年後には、ビジネスに本格的に導入されると言われています。VRとARの違いをはっきりと区別することは、このような変化の中で必要不可欠といっても過言ではありません。以下では、VRとARの違いを分かりやすく説明します。

軍事や教育、医療、娯楽への活用が進む「VR(仮想現実)」とは?

VR(Virtual Realty)とは、日本語で「仮想現実」と訳されます。簡潔に言うと、ディスプレイ上にユーザーが対話可能な「仮想世界」の中に現実を創り出す技術のことです。

VRは、現実世界の環境に関する完全なシミュレーションに基づき、ユーザーがまるで現実世界に居るかのように設計されています。この「仮想現実」は、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)及び入力装置を用いて構築されており、date groveやOculus Rift、PlayStation VR、Samsung Gear VR、HTC Viveなどはその代表例です。

現在では、軍事や教育、医療、娯楽、ファッション、メディア、映画、建築など分野を超えてVRを用いたアプリケーションは数多く存在しています。また、用途に関係なく、VRは新しいモデルや訓練方法、コミュニケーション、相互作用の発展に役立つ一連のデータを生成しているのです。

自動車や医療、観光、広告への活用が進む「AR(拡張現実)」とは?

AR(Augmented Reality)は、日本語で「拡張現実」と訳され、現実世界に「仮想世界」を反映させる技術のことを指します。ARを使用すると、ユーザーは、現実世界の中にコンピューターが生成したイメージを投影することによって、「拡張された実世界」を見ることができるのです。

ARは、HMD(例:Google glass、MS Hololens)、携帯端末(例:iphone)、または空間ディスプレイの中に、「仮想現実」を創り出すソフトウェアによって構成されています。ARは、自動車、医療、ナビゲーション、娯楽、観光、軍事、メンテナンス、ゲーム、広告および宣伝など、さまざまな分野で適用されています。

近い将来、あなたの車、あなたの健康に対する問題を診断するためにARを使うことを想像してみてください。ARの持つ可能性は無限大なのです。

VR・ARのビジネスへの応用事例とは?最新事例紹介

現在ではVRやARの他にもMR(Mixed Reality)やSR(Substitutionaly Reality)など新しい技術も出現してきています。既に様々なビジネス分野でVRやARといった新しいテクノロジーが活用されているのは誰の目にも明らかです。このような変化の中で、あなたは自分のビジネスにおいて、VRやARをどのように応用することができるのでしょうか?以下では、実際にVR・ARがビジネスへと応用された事例をご紹介します。

WalmartでのVR活用事例|社員研修への活用

小売業界のWalmartでは、アメリカ国内の100万人以上の従業員に対して、VRでの社員研修を実施しています。30秒から5分間ほどの360度映像の中には、実際のビジネスシーンを想定した様々なシナリオが含まれており、目の前の表示される選択肢から行動を選ぶような仕組みでトレーニングが実施されているのです。

2017年6月に実施したVRトレーニングにおける調査では、Oculus RiftとSTRIVRのコンテンツを利用した研修では、通常のトレーニングと比較して満足度が30%向上したと報告されています。さらに驚くべきことに、Oculus Riftを使ってトレーニングを行った従業員のうち、およそ70%は、他のトレーニング方法を用いた従業員と比較して高いパフォーマンスを示したのです。

この調査は、社員研修におけるVRの利用に対する有用性を非常に良く示す結果となっています。

Tesla mortorsのAR活用事例|生産性向上への活用

自動車会社のTesla mortorsは、ARの利用により莫大な工数や人為的なミスが削減できるとして、AR機器を利用した工数削減に関する特許を出願しています。この特許では、Google GlassタイプのARグラスを用いた3つの機能について触れています。

  1. ARのディスプレイを用いて、従業員に作業内容を述べた図解を提示する仕組み
  2. 車の点検時の異常検出を行う仕組み
  3. 工場の各階のマップをARグラスを通して提示し、製造ロボットが正しい位置や向きで設置されているかを確認できる仕組み

これらの機能によって、製造ラインに従事する従業員らの作業効率化を図ることが見込まれているのです。

まとめ

IT技術の発展は日に日に加速しています。VRやARといった技術も近いうちに私たちの生活を大きく変えていくことになるでしょう。VRやARの技術を上手くビジネスに応用出来るかどうかがあなたの会社の明暗を分けてしまうかもしれません。

私たちNashTechは、Harvey Nashグループ の一員として、グローバル テクノロジー、コンサルティング 、アウトソーシング事業を行っています。本記事を読んで弊社にご興味をお持ちいただけたのなら、こちらまでお問い合わせください。弊社のグローバルでのリソースや経験を通して、あなたのビジネスに最適なソリューションを提供します。